【本】成功哲学・引き寄せ(洋書)5選

成功哲学や成功者マインド。このジャンルは圧倒的に欧米からのものが多いですね。

「和をもって尊しとなす」日本では、他者を出し抜いて成功することに根底で抵抗感があるからかもしれません。
最近は日本でも多くの成功哲学関連の本が出版されておりそれぞれに面白さがありますが、本家本元欧米発の成功論理を知るなら避けて通れない著者たちの本をご紹介します。
※当サイトのブックレビューは、管理人の別ブログ(http://ameblo.jp/hariszain/)の投稿記事を分類・修正・加筆したものです。

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「ザ・シークレット」ロンダ・バーン

「お願いする。信じる。受け取る。
その秘密を解き明かします。
多くの幸せを受け取る心の準備はいいですか?」

本のオビにそんなフレーズが書いてありました。
良い事を考えるとその波動が宇宙に投げかけられ、それと同じものが戻ってくる。
結果、良い友人、恋人、伴侶、仕事仲間に恵まれ、富も引き寄せられてくる。
その仕組みを、著者が教授や博士や著名人に出会って解き明かしています。

ワクワクして待っていればいい、
方法や手段は考えなくていい。
すべて身を委ねることが大事。
すると、人間関係も病気も貧困も、解決する。
(これ、多くの引き寄せ本に共通しますよね)

ただ、劇的に何かを成し遂げようと思ったときは、これだけでは無理なんじゃないかと、私は思っています。

だってこの理屈がまかり通るなら、自己中ナルシストや妄想癖やメルヘンな人がどんどん願望実現して幸せになってるはずですよね。

確かにこのスタンスは、良い事象を引き寄せるのは確かです。
ニコニコしてたら雰囲気が和む。周囲の人たちも癒される。
ワクワクしてたら少々の嫌なことがあっても気にしないでいられるから自分も楽。
これを続けていれば、波動の法則で、悪いことや変なことは起こらず、病気に対しては免疫力が高まり、治癒されていくことでしょう。

その部分はOK。どんどん活用していきたいです。
でもそれだけなら、海外の和訳本でなくても、日本でたーっくさんの素晴らしい著者がもっとわかりやすい言葉で書いてくれた本がありますからねえ。
個人的に、英文の和訳はなんだかテンション高すぎて、ついていけなくなってしまいます。

この本は映画にもなっていて、動画サイトで簡単に観ることができるし…というわけで、BOOK OFFへ旅立っていった本でした。

「マーフィー わずか「1日」ですべてが変わる!―世界一の成功法則」J・マーフィー

せっぱつまってると「わずか1日で」とか「たった3日で」という、短期で結果が出る的なタイトルに弱いです(笑)
牧師さんなので、基本スタンスはキリストの教え。
マーフィー本はたくさんありますが、中にはすごく宗教色の濃いものもあります。
(最初に読んだのがそれだったので、2冊目買うのやめようと思ってましたが、このタイトルについふらふらと・・・)

この本は違いました。

ほら、潜在意識ってスゴイでしょ?

という実例を、次々と挙げています。

偽薬(プラシーボ)効果。
ただのビタミン剤を「ものすごく効きますよ」と医者が言って渡すグループと看護師から消極的な言葉を添えられて渡すグループに分けると、前者の方が明らかに病状が良くなるという話。実際の実験レポートを挙げて紹介されています。

つまり、

「想像力の豊かさが、色んなことを不可能から可能に変えるんですよ、
それに気がつけば1日ですべてが変わるんですよ」

それがこのタイトルの意味でした。

わずか1日で「変わる」のではなく、「変わる方向へ舵を切れる」、という内容の本でした。
しかしそれに気がつくと、物事は確かに動きます。
抱えている問題が大きいとなかなか一朝一夕には変化は見えませんが、視野が開けて改善の段取りが進み、それに対する行動力、エネルギーのスイッチが入ります。
改善も解決も自分次第、そのことに気づけば引き寄せは加速します。

何かをしようとするとき、
あなた自身の内側からやってくる直感には
注意を払う必要があります。
内側からの否定的な感覚が続くとき、
そのことを行うのは、多くの場合、間違いです。(p.170)

怒り、苛立ち、理不尽さ。
そういったものに、日本人はフタをして、あるいは、そう思わせる人やモノにこそ「感謝しましょう」という姿勢が美しいとされますよね。
それは「内側からやってくる直感」に逆らって我慢し続ける行為。
忍耐が大切なときもありますが、あまりに「内側からの否定的な感覚」が続く場合は、素直に現状分析し、自分が一体どうしたいのか、どうなりたいのかを自分自身に問うてみるのが大事だと、マーフィー牧師は言っています。
日本人の美徳も立派ですが、変わらない現状の中で無理矢理納得して本音に向かい合わないままだと、願いはいつまでも願いのままになってしまう危険性があるということを教えてくれた本でした。

「こうして、思考は現実になる」パム・グラウト

この本の著者パム・グラウトさんの書き方が結構ユーモラスで好感が持てます。
翻訳本だけど珍しく疲れずに楽しく読めました。

「9つの法則」から本は構成されています。
そしてそれぞれの実験をして、引き寄せの効果を実感させるように誘導してくれています。
面白いのは、実験に制限時間があるところ。
24時間以内、48時間以内、と、仮説が証明されるまでの時間を先に決めてしまうのです。
自分も実験を試してみました。

まず最初の実験が「宇宙エネルギーの法則」。

■法則:宇宙エネルギーの法則
■所要時間:48時間
■仮説:宇宙エネルギーは至るところに存在する。
そしてそれは誰でもいつでも手に入れることができる。
その存在を証明するために、期限を決めて贈り物を届けてもらう。

この「贈り物」は、どのようなものでも良いみたいですが、
ダイレクトに「お金」とかにすると、それが届く代わりに他の代償が発生したら嫌だなと思って、抽象的に「自分が予期しなかった嬉しい報せ」にしました。
実験レポートとして書き込めるページがあるのですが、本を汚したくなかったので、私はスマホに「法則・期限・贈り物」をメモをしました。
これを記して、あとは放置。
あれこれ考えると良くないそうなので、なるべく考えないようにしていました。

そうして48時間以内に起こったことは。

県の学事課から郵送で「就学援助支給額決定」のお知らせが届きました。
また、高校一年の長男が、「バイト決めてきたから来週から働く」と報告してきました。
どちらも予期していなかった。

他の実験も割と似たような感じの仮説検証です。
いくつか試しましたが、成功したりしなかったりでした。

しかし、ちょっと不思議に思いました。

学事課からの郵便物は、私が実験開始した翌日に届きました。
それは実験前に発送されているはず。
ということは、事実が先で、それに合った「思い」が同時か、またはあとから?
良く引き寄せ系の本には、「まるでそれが叶ったかのように喜ぶように」と書かれているけど、それは無理矢理にでも「思う」と、そのタイミングに合わせて事実が用意されるということ?

もしそうなのであれば、
常に願いごとして喜んでいればいいじゃん?
・・・いや!そうではないのです。
あまりに将来を期待しすぎるとそれは“妄想”になってしまい、目の前のことに集中できなくなり、本当に宇宙エネルギーを信用したことにならないし、受け取れない。
今回この実験が成功したのは、希望の「贈り物」をスマホに入力した後はきれいさっぱり忘れて日常に戻ったからなのではないかと思います。

これは引き寄せ本を数冊読んだ人向けのようです。
「今まで引き寄せが実現していない人は
意識を“今”に集中していないから」だそうです。
なるほど、トーマス・M・スターナーや阿部 敏郎の「いまここ」ともつながりますね。
やはり大事なのは今目の前にあることを大事にするってこと。
久々の引き寄せ本でこの事実を確信した気がします。

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「思考は現実化する」ナポレオン・ヒル

ビジネス書として不動の地位にある、超有名な自己啓発本ですね。

和訳本だしかなり分厚いし、読むの疲れそうだなと思って読み始めましたが、意外と早い章で自分が知りたいことが書かれていました。
ナポレオン・ヒルによる「願望実現のための六か条」、ここに本の主旨が凝縮されています。

「願望実現のための六か条」(携帯版:p.125)

1、あなたが実現したいという願望を「はっきり」させること。単にお金がたくさん欲しいなどというような願望設定は、まったく無意味なことである。
2、実現したいと望むものを得るために、あなたはその代わりに何を“差し出す”のかを決めること。この世界は、代償を必要としない報酬など存在しない。
3、あなたが実現したいと思っている願望を取得する「最終期限」を決めること。
4、願望実現のための詳細な計画を立てること。そしてまだその準備ができていないくても、迷わずに行動に移ること。
5、実現したい具体的願望、そのための代償、最終期限、そして詳細な計画、以上の4点を紙に詳しく書くこと。
6、紙に書いたこの宣言を、1日に2回、起床直後と就寝直前に、なるべく大きな声で読むこと。このとき、あなたはもうすでにその願望を実現したものと考え、そう自分に信じ込ませることが大切である。

やはり、ビジネスの世界での成功を引き寄せたいなら、単にイメージしたりワクワクしたりするだけではだめなんだなと、腑に落ちました。
この本には大富豪から普通の人まで、多数の成功事例が載っています。
共通するのは、やはり「代償を差出す」「期限を決める」という自分に厳しいルールをしいて努力をしてるということ。それを続けているとあるとき運命的な出会いやひらめきがあり、一気に成功の道が開けるという展開です。
この運命的な何かというのが、きっと人間には理解しきれない宇宙からの作用なのでしょうね。

個人的な話ですが、私自身は、今まで数ある願いを実現してきました。わざわざ本を読むまでもなく理解していたことで、本に出会う前から無意識に実践していました。
そんな私がここまで「引き寄せ」や「思考現実化」に興味を持ったきっかけは、ポジティブイメージを持って願い続けているのに実現できない人には何が足りないのか、というのを知りたかったから。それは、「これからはきっとうまくいく」そう信じて毎日ポジティブに生きていた離婚した元夫です。
しかしどんなにポジティブであっても、事業の失敗で落ちた生活は元に戻ることはありませんでした。
何が足りなかったか?

2.何を代償に差出すかを決めること
3.それをいつまでにやるかを決めること

彼はこれができていませんでした。
いつも、いつまでも夢みたいなことを言って、意識改革も行動改革もしてなかった。
うまくいかなくても「もうちょっとでうまくいく」と結果を受け入れずいつまでも期限を先延ばしにしていた。

「思考は現実化する」を実践するなら、まずこの覚悟が必要。ただなんとなく楽観的にポジティブイメージを持つだけでは何も現実化しないということですね。

まとめ

成功を手にする、引き寄せるというテーマで書かれた本をピックアップしました。
サッカーの本田選手が、小学校の卒業文集に「将来海外で活躍するプレイヤーになる」と書いていたことは有名です。彼は、文集に「なりたい」ではなく「なっている」と断言していました。まさに成功哲学の実践者です。
おそらく彼は、こう断言して本心からそう思っていたことでしょう。そしてそのための具体的な目標を立て、期限を決め、自分にさまざまな課題を課していった。
このように自らにハードルを設けて越える努力をしている者に対して、目に見えないエネルギーが後押しする、結果ものごとが実現していく過程のことを「引き寄せ」と呼ぶのではないかと私は思います。
意識的にハードルを設けるので、普通の人より苦労がともないます。それも平気なくらいエネルギーが湧いて来る状態が続いているなら、それは引き寄せが発動していると言えるでしょう。

成功哲学の王道の書は、「楽して成功する方法などない」と教えてくれています。